劇団GAIA_crew所属の「日高望」と「大西真央」が、この度2025年いっぱいを持ちまして、退団することになりました。
2人が入団してから10年。
これだけ長い年月をGAIA_crewとともに過ごしてくれたことは、とてもありがたいことだと感じています。
新しいステージに向けて旅立つ2人に感謝を込めて、盛大に送り出したいと思います。
これまで日高望と大西真央を応援してくださった皆さまにおかれましても、新しいステージに進む2人を温かく見守り、応援していただければ幸いです。
GAIA_crewを長いあいだ支えてくれた日高望と大西真央が、このたび劇団を離れることになりました。
劇団の立ち上げから来年で19年。二人が入団してくれてからは、もう丸10年になります。10年という時間は、人生を塗り替えてしまうだけの重さがあります。ライフステージも、生き方も、守りたいものも変わっていく。その変化は、きっと当たり前であり、かつ尊いことなのだと思います。
二人は、自分の未来を見つめて考えたうえで、「新しいステージに進む」という選択をしてくれました。ここから先の人生を、自分の足で選び取っていく二人の姿を、心から応援したいと思っています。
残る者の役目は、旅立つ背中を引き留めることではなく、満面の笑顔で送り出すことだと信じています。まあ⋯⋯正直に言えば、過去公演で何度も主演を張り、GAIA_crewの顔でいてくれた二人が離れるのは、代表の立場からすると⋯⋯とても痛いです。ぽっかりと穴が空くような心もとなさもあります。
それでも、その痛み以上に、「二人が前に進んでいく」ことへの喜びのほうが、今の自分の中では圧倒的に大きいです。ここまで一緒に積み重ねてきた時間があるからこそ、その背中を全力で押したいと思えます。
これで縁が切れるわけではありません。二人が演劇を嫌いになったわけでも、GAIA_crewを忘れてしまうわけでもないと信じています。きっとまた、どこかの劇場で、現場で、ふとした瞬間に交わることがあるはずです。その日を楽しみにしながら、今は「ありがとう!」と「いってこい!」を贈りたいです。
ここまで共に作品を作ってくれた二人に、あらためて、心の底からの感謝を。
そして、この文を読んでくださっている皆さまにも、どうか変わらないご声援とあわせて、日高望と大西真央、それぞれのこれからの旅路を、温かく見守り、応援していただけたら嬉しく思います。
のんちゃん、大西、本当にありがとう。
マジで色々あったね、公演のたびに助けてくれて、一緒に笑って、一緒に悩んで、怒ったり喜んだりしながら、それでも一緒に舞台に立ってくれて、本当にありがとう。
これからも、どうか自分の人生を、思いきり楽しんでください。また、必ずどこかで。
「運命とは、最もふさわしい場所へと貴方の魂を運ぶのだ」
――ウィリアム・シェイクスピア
劇団GAIA_crew代表 加東 岳史



