「異説 東都電波塔 弐 〜永遠なれ、星の樹〜」の、あらすじ・人物相関図・キャラクター像公開いたします!
東都タワー建設から50年の時を経て、東京に作られる新たな電波塔にしてランドマークタワーとなる「東京スターツリー」を巡る物語。
今回公開されたあらすじ・人物相関図・キャラクター像から、物語について思いを馳せていただけたらと思います!
あらすじ
それは少しだけズレた世界の東京の物語。
東京の新たな電波塔にしてランドマークタワー、東京スターツリー。まもなく公開を迎えるこの現場に、心霊現象が多発するという噂がSNSでまん延していた。
プロダクトマネージャーの荒川環は、設計担当の辰巳弘明と共に50年前の東都タワー建設時に起こった怪奇現象に関する文献を発見し、事態を収束に導いた蘆屋道満と、黒川恵美子の孫である二代目土御門黒川流、黒川遥を呼び寄せる。
お供の式神である団三郎、芝右衛門、天后、そして生きる霊剣七星宝剣と共に現場に到着した一同の目の前に現れたのは、カルト教団「星の救済」の若き教祖深沢法泉。彼はこの塔を依り代として、ツリー全体を怨念を収束させる巨大な霊媒にするために占拠、クラッキングによる電脳と呪術を使ったテロ行為を実施したのだ。
事態を重く見た警視庁は特殊部隊SATを派遣、しかしテロリストだけでなく、怨霊たちも襲ってくる事態に完全敗北、事態は膠着化する。
その時深沢の霊的結界が完成、東京ホシマチは外界から遮断された空間になる。直接介入できるのは現場に到着した公安部長石巻以下、通称「ヨロズ」の職員と、生き残った特殊部隊隊長の桐生、部下の宍倉、そして陰陽師たち…。
石巻は独自権限で「公安部怨霊対策室」を48時間の時限付きで発足、荒川環を制御室まで送り届け、システムのハッキングを解除しつつ、テロリストを制圧、同時に怨霊を払うという作戦を立てる。
かつて竹山たちが夢見た未来は今や落陽を迎え、怨念樹となった日本最大の電波塔、東京スターツリー。
戦いの行方は、どこに向かうのか…? そして呪い腐り落ちようとする巨大なスターツリーの中枢で、荒川環が選択する未来は?
「異説 東都電波塔 弐」
ヴンダーカンマーの果ての果てで、未来を取り戻す物語が、始まる。
登場キャラクター
荒川環(野水伊織)
東京スターツリープロジェクトマネージャー、構造設計主任として建築方法を構築し、苦難の末無事完成させ、そのままプロジェクトチームに残留した天才。スターツリーに起こる怪異を解決するために陰陽師たちに依頼する。
辰巳弘明(坂本佳史)
東京スターツリープロジェクトチーム、構造建設の観点から環を支える若手のホープ。東都タワー事変で活躍した鳶、辰巳昭二の孫。
黒川遥(天利萌音)
土御門黒川流二代目当主、未だ17歳の高校生ながらその天禀は先代恵美子を超えるが、自信過剰でお調子者のところがある。
七星宝剣(朝ノ瑠璃)
安倍晴明が使役した千年を超えて魂を持った宝剣にして付喪神、コウと共に遥に仕える、時代の移り変わりを見届けながらも、人間と生きていくことを選んだ魔を断つ剣。
コウ(日高 望)
安倍晴明が使役したかの十二天将の一人、水神にして黒川流の守護者の式神。今は遥のお目付け役として50年の時を超えて本事件に参加する。
蘆屋道満(三橋亮太)
平安の世から生きる伝説の陰陽師、安倍晴明のライバルにて、黒川恵美子の師匠。流行に以外に敏く、効けば何でも有り、の精神であらゆる術を使いこなす。
団三郎(杉山ひろこ)
日本三大化け狸、佐渡の団三郎狸の御霊分けの式神、変わらず芦屋道満に仕えるひょうきんもの、背中に取った巨大金玉は失ってもまた生える。
芝右衛門(秋山えりか)
日本三大化け狸、淡路の芝右衛門狸の御霊分けの式神、芦屋道満に仕えているが、いい男を見るとすぐ惚れる。腹鼓の衝撃波はその気になれば岩をも砕く。
桐生行人(井上 優)
警視庁警備部 特殊強襲部隊 行動部隊長、部下想いの熱い男、重火器の扱いだけでなく、徒手格闘にも優れる。スターツリーのテロ事件に対策するため現場に急行したが…。
宍倉凉子(橘 実咲季)
警視庁警備部 特殊強襲部隊 桐生班副長、桐生の片腕として数々の現場を超えてきた女傑、がさつに思われるが料理が得意で、将来的には退職して主婦になりたいと思っている。
石巻元司(後藤大輔)
警視庁公安部 通称部隊名「ヨロズ」部長。対テロ対策として「星の救済」をずっとマークしていた。ただのおっさんにも見えるが、切れ者。分断されたスターツリーで塔奪還のために時限の特別チームを独自権限で結成する。
中津川 奏(望月 英)
現在逮捕中の凄腕クラッカー、石巻からの依頼で減刑を交換条件にスターツリーへのハッキングに挑戦する。
松本雅紀(下鶴直幸)
警視庁公安部「ヨロズ」の一員、元自衛官、おおらかでほがらかな男だが、戦闘となると恐ろしい実力を発揮する。
清永真美(大西真央)
警視庁公安部「ヨロズ」の一員、石巻の補佐官だが、生粋のギャルマインドでよく仕事をサボる、が、情報処理能力は他の追従を許さない。
飯田美緒(荒井ミサ)
警視庁公安部「ヨロズ」の一員、サイバーテロ対策のスペシャリストで、中津川のバックアップとして活躍、人当たりはいいが毒舌。
深沢法泉(草彅健太)
新興宗教「星の救済」教祖にして今回の事件の首謀者。強力な呪法を使いこなす謎のカリスマであり、信者をテロリスト化させ、開設間近のスターツリーを占拠した。
三田村(伊勢 参)
新興宗教「星の救済」幹部、深沢を支える策士、武道の腕も一人前で、ボディーガードも兼ねている。
梶本(長尾一広)
新興宗教「星の救済」幹部、テロ集団としての教団員を鍛え上げた元特殊部隊員。
鏡(近野莉子)
新興宗教「星の救済」幹部、狂信的に深沢を信望する、深沢のためなら他人の犠牲も厭わない。
天空(加東岳史)
安倍晴明が使役したかの十二天将の一人、土を司る狂える狼。今は深沢に使役され、全てを滅するかのように遥たちの前に立ちはだかる。
騰蛇(土性正照)
安倍晴明が使役したかの十二天将の一人、火蛇にして最強の式神の一人。50年前の東都タワー事変で消滅したはずが、霊的結界となったスターツリーで運命に導かれるように復活し、環を守護する
少尉(千歳まち)
東都タワー事変で現れた「帝都東京に集積した怨念の集合体」。霊的結界となったスターツリーで運命に導かれるように復活し、騰蛇と共に環を守護する
黒川恵美子(奥宮キエラ)
土御門黒川流開祖、前作の主人公の一人。既に病死しているが、過去に遥に陰陽の技を受け継がせていた。記憶の中の存在として登場する。
????(伊藤節生)
遥が深沢に対抗するために召喚した新たな式神、その正体は?
人物相関図
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